性病感染したらデリヘルで遊べない！？

デリヘルは性病の巣窟ともいえるが、お店もそんな悩ましいリアルに対処するべく衛生対策の強化に奔走している。

お店サイドができる工夫は限られているが、主に衛生用具の徹底利用（コンドームやイソジン、グリンスなど）に加えて、定期的な性病検査と病気に関する啓蒙だろうか。

そもそもデリヘルで提供しているサービスがサービスなので、100%性病を防ぐことはもちろんできない。

さて、今回のテーマとなるのはその性病に関するコラム。視点は少し異なるのだが、お客が性病感染している場合のデリヘル利用についてだ。

性病り患していることに気づかずデリヘル遊びをしてしまうケースは除くとして、性病感染の事実を知りながらデリヘルを利用することはできるのだろうか？

正直モラルを疑いかねない行為だが、実際に性病り患を隠してデリヘル遊びをしている男性は少なからずいるようだ。

もちろんお店のルール、業界の常識を鑑みれば、性病の事実を隠して女の子と遊ぶなんてもってのほか、言語道断許されない禁忌行為であることはいうまでもない。

そこに故意があってもなくても、性病感染しているお客の利用はできかねるというのが現場の共通認識となっている。

デリヘルで故意に性病を移そうとしたら？

デリヘル利用の際はそのコストパフォーマンス、オプションそして女の子の顔写真ばかりに着目してしまいがち。

目を通すことなく通り過ぎてしまうのが、各々のデリヘル店舗の利用規約についてである。

長々と小さな字の羅列を目で追うのは疲れてしまうが、そこにはお店で遊ぶ上でのルールが説明されている。

前項でも触れているが、性病に感染しているお客の利用を制限するような文言も含まれているぞ。

お店によって表現は異なるが、通常は「性病やその他の感染病にり患している方、またはその感染が疑われる場合」は利用ができないというもの。

なお、性病感染したお客に対しては、お店、女の子サイドが男性客の性病を目視で確認、断定することは難しく、通常通りのサービスを提供しなければならない。

もちろん本人が性病感染を自覚していても、女性にその事実を語るお客はいないだろう。

デリヘル店、女性側もそんなリスクを把握しているからこそ、グリンスやコンドームなどの衛生用品利用を徹底しているのだ。

しかし、それらの使用で性病の感染源を断ち切れることはなく、まさに付け焼き刃な予防対策としか機能していない。

明らかに性病を疑わせる兆候が見られる場合は、事前にサービス提供が中止されることもあるが、その割合はかなり低い。

あくまで男性のモラルを信じるしかないのだが、もし仮に男性の性病感染の事実が判明した場合、お店側からの出入り禁止、損害賠償を請求されることも考えられるぞ。

更に性病を移す危険を知りながらデリヘルを利用した場合、傷害罪が成立してしまう可能性もあるので、男性側にもそれ相応のリスクが生じるということを覚えておいてほしい。

性病男子ではなく清潔感を纏ったデリヘル遊びを

デリヘルで働く女性は定期的な性病検査の提出が必要になるが（緩いお店の場合は義務でないところもある）、通常そこを利用する男性に性病検査が求められることはない。

嬢もお客も性病検査の提示がルーティンとしてできれば最高なのだが、そんなことをしたらデリヘルだけでなく風俗業界の客足が引いてしまうだろうな！

デリヘルでは客から嬢、嬢からお客へのピンポン感染がまん延しているため、その性病の感染元を特定することはできない。

性病持ちのお客がデリヘルで遊ぶリアルは、一言では語りつくせない闇深の事実が潜んでいるのだ。しかし、このような遊び方をしているお客はやはりどこかでボロが出てしまうもの。

ふとした瞬間にデリヘル嬢から性病を疑われたり、重複感染で重篤な性病に感染してしまう、またはパートナーに性病を移してしまったり……。

デリヘルと性病は切っても切れない関係にあるものだが、女性から好意を持たれるお客は高い衛生観念を持ち、清潔感を徹底しているものだ。

性病にかかっても遊びたい気持ちは理解できるが、デリヘル遊びの満足度を高めるためにも、女の子から煙たがられないためにも、まずは自身の遊び方とその倫理感を今一度見直してみてはどうだろうか？