障害者向けのデリヘルってなに?

障害者の性については長年タブーとされてきた。しかし、近年彼らが抱える性欲に向かい合う女性、派遣型風俗店が登場し、メディアでも多く取りあげられている。

基本的に欧米では障害者についての性は意外に大らかで、多くの女性たちがボランティアもしくは有償で性的なサービスを展開してきた。

自身が健常者だとなかなか障害者向けの性風俗に関心を持つことは少ないが、どんなタイミングで当事者になるかもわからない。今回は障害を持つ人々に支持されているデリヘルについてスポットライトを当てていきたい。

デリヘルには実にさまざまなコンセプトがあるが、障害者専門デリヘルはどちらかというとプレイや性癖のコンセプトというよりは、「人助け」、「介護」的な側面が強い

障害といってもさまざまで、精神障害や発達障害、知的もしくは身体障害などその種類や程度はそれぞれ異なる。そんな彼らの性に理解を示し、障害者の人々を癒す目的で女の子を派遣するのが障害者専門デリヘルなのだ。

自分でお店にコンタクトを取れる場合もあれば介護者や家族が本人に代わりデリヘルへ連絡を取る場合もある。基本的なサービスは通常のデリヘルと大差ないが、健常者のようなハードプレイを求められることはそこまで多くない。(もちろん精力絶倫の軽度レベルの障害者の方がハードに求めてくることは考えられるが)

障害者だけを顧客にしているお店も多いが、中には普通のデリヘル店が障害者の男性を受け入れているケースも最近は多くなってきたという。

どんなデリヘル嬢が働いているのか?

基本的に障害者の性処理は家族や介護者がする、もしくは見て見ぬふりをしてきた場合が多かった。当事者とその親族にとって障害者専門デリヘルはエロではなく、大きな助け舟になっているのが現実だ。

さて、ここで気になるのがどんな女の子が働いているのかということ。その回答を明確にすることは難しいのだが、比較的女性のタイプや層は厚いという。意外に30,40代以降の女性も多く活躍できる分野であり、また癒し系などは特に重宝されるそうだ。

障害者の中には自力で一通りこなせる方もいれば、常にだれかが付き添わなければ行動できない方もいるので、男性客の状態に合わせて臨機応変に対応できる女性が望まれる。

障害者専門デリヘルで働く上で求められるのが、

・障害者に対する理解、適応力
・体力

である。

ルックスやスタイル、年齢というよりは、どんな人々でも許容できるハート。そして介護や福祉に関心があり、なおかつ家族の介護を実際にしたことがある女性が多く働いているという。

もちろん働く上で国家資格が必要というわけではないが、それなり以上に障害者の人々に対する理解とコミュニケーション能力、そして介助が必要になる場合も多いので体力が採用時に重視されるそうだ。

客層が限られ、なおかつ特殊な場面に多く遭遇するため、慣れるまでは時間がかかるかもしれないが、看護師や介護士が多く活躍できるデリヘルであることは確かである。そして、今後よりいっそう関心を集める性風俗業種になっていくことだろう。

障害者専門デリヘルで楽しめるプレイとオプションは?

この手のデリヘルは通常のデリヘルよりもプレイに対するバック率が若干だが高く設定されていること、ライバル店舗が多くないため、本指名率が高くなる傾向もある。

日銭に喘ぐ貧困女性やホストにハマった自堕落系女子の割合は比較的少なく、当事者、家族からの感謝が働く上での大きな支えになると話す女性はとても多い。

実際障害者専門デリヘルはこまかな配慮が必要になることが少なくなく、男性側の料金負担が大きいのは致し方ない。

なお、障害者専門デリヘルのサービス内容については、デートコース、手コキのみで完結するコースや通常のデリヘルと同様の基本プレイができるデリヘルコースに分かれている

どれをチョイスするかは男性次第だが、障害の程度や勃起に関する不全も少なくないため、特に手コキコースを選択する場合が多いようだ。

オプションに関しては充実しているとはいいがたい。SMやアナルなど、さまざまな性癖に柔軟に対応できるお店はあまりなく、軽い大人の玩具使用やカメラ、ビデオ撮影、口内発射、ゴックンなどの軽~中程度のオプションしかないお店がほとんどだ。

それでも、障害者当事者の満足度を高められるようにプレイ、女の子についてのヒアリングが行われるので、それなり以上に楽しめたという声は大きい。

まだまだ発展途上のデリヘル業種であるため、お店の選択肢の幅は地域性を考慮しても少なく、通常のデリヘルと比べて顔出ししているプロフィール写真が圧倒的に少ないのは今後の改善に期待すべし。

なお、健常者の方の利用は自力で動けないケガをしている場合などを除き不可なので覚えておこう。